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車についてあれこれ


by sam95962

自動車産業の苦難

最近の不況で自動車が全く売れないという話はみんなが知っている。あのトヨタだって減益で工場の操業まで止まっている状態。
アメリカのGMをはじめ日米の自動車産業は、いま、どん底の状態。でも、同じ自動車生産国のドイツが同じ状況だという話は聞かない。前から気にはなっていたが、先日ネットのニュースに取り挙げられていた。

ドイツのメルセデスベンツ「AMG」ブランドの2008年世界販売台数は2万4200台で、前年比19%増と好調だったそうだ。最も売れた国はアメリカ。米国産車は売れなくても高級ドイツ車はちゃんと売れているのだ。2位は本国ドイツ、3位は日本。
ここで注目すべき点は新興国の販売増の急激さで、中国では前年比260%増、ブラジルでは565%増と驚異的な伸び率を示している。やはり中国!世界の景気にここのところ大きな影響を与え始めている。
こういう新興国では富裕層はベンツやBMWなどの高級車をどんどん買い進めるが、それ以外の人々はとても車何か買えない。買えたとしても日本車は高くて手が届かないのだ。
ましてや自動車保険なんて。。
日本の各自動車メーカーは、これまでは国内もしくは先進国に標準を合わせ賞品の開発、販売を進めていたはずだ。でもこの不況でその方向に限界が出てきた。これからはアジアを中心とした新興国への販売も視野に入れていかなければいけないと思う。ところが現状では、車だけに限ったことではないが、日本の製品はアジアの一般庶民にとっては機能が充実しすぎていて価格も高く、購入対象に全くなっていないというのだ。
新興国の需要に見合った、機能や価格の商品を急ぐ必要があるのではないだろうか。
(・・・でもアジア各国で日本の中古車あふれてるし・・・なかなか買い替えそうにないのも確か・・・)
by sam95962 | 2009-02-09 02:55